ソグンスヴェイエン82番地、柵と茂みの壁の奥に、1896年からオスロ市が所有する小さな茶色の家がある。この家はおそらく1850年頃に建てられ、ヴェストレ・ソグン農場の鍛冶場兼下男小屋として使われていた。市が引き継いで以来、担当部署は次々と変わり、現在は不動産・都市再生局が責任を負っている。
この家は2000年代初頭から空き家のままである。排水設備がなく、車両でのアクセスも長年問題となっており、2009年には建物内で8人が逮捕され、業務性盗品等有償譲受け(重)の容疑で起訴された。近隣住民は繁茂した藪やゴミについて苦情を寄せている。
市は2009年以降、最低限の維持管理に170万クローネ近くを費やしてきたが、本格的な改修には550万クローネが必要と見積もられており、その予算はこれまで誰にも承認されていない。
この家は正式に保護対象となっており、2001年からオスロ市文化財保護局の「黄色リスト」に載っているが、その保護指定は具体的な成果には結びついていない。集会施設として用途変更する計画もあるが、何も決定していない。市が所有し、市が保護し、そして市はそれを朽ちるままにしている。